Stopping to reflect on life as an innkeeper 宿主としての見直し

October 6, 2020: その他 Miscellaneous

(I was requested to write about running a business in Japan, and would like to share my reflections here.)

I run a traditional onsen ryokan along with some side businesses such as a rental cycle / guided cycling and walking tours program, an Uber Eats-like deal for local restaurants, and selling the Seattle-style cookies I bake for our guests over the internet.  Besides these business activities, I also run a non-profit organization for promoting tourism to Nagano, called the NINJA Project.

For the ryokan, the inn had been in my wife’s family for several decades and the mother-in-law wanted to retire but didn’t have anyone to take over so she talked about tearing it down and making a parking lot.  Most of the inns nearby have replaced their wooden buildings with multi-story ferro-concrete boxes.  Our inn still has the original wood building surrounding a central garden with passageways leading to semi-detached guestrooms.  If the inn had just been a concrete box, I wouldn’t have been sad to see it go.  But I felt the wood buildings deserved to be around for at least another generation, so my wife and I sold our house and gave up our lives in Seattle to move back to Nagano and become innkeepers.

The eco tour side business is an attempt to take advantage of our town’s rural setting and the cycling possibilities with the Chikuma River Bike Path and all the great hill climb courses around.

The restaurant delivery and cookie baking resulted from the Covid-induced downturn in our inn’s business.

The biggest joy with running the inn has been being able to provide a place for guests to escape their hectic lives for a night and get back in touch with themselves.  We often get thank you messages saying that staying at the inn let them recharge their bodies’ batteries.  I feel that providing that experience has become my calling.

The biggest challenge with the inn has been making the necessary improvements.  The mother-in-law didn’t have energy to do much needed maintenance and updating.  Since we’ve come, I’ve built three outdoor baths with a 4th in the works now, and we’ve renovated several of the guest rooms to make staying in them more comfortable.  We’ll never have all the modern comforts that the concrete boxes provide so another challenge has been to choose our guests better, i.e. attract guests that appreciate the classic ambience of an old-fashioned inn.

 

For anyone who wants to get into the business of running a ryokan, there are innkeepers throughout the country whose children aren’t interested in taking over and are faced with having to close their family-run inn.  If you find one that fits your passion, start out at the bottom offering to work with cleaning or as a room servant and gradually work your way up.  Learning the art of ‘omotenashi’ (Japanese-style hospitality) can be a life-long endeavor.

 

Actually running the inn is about 50% of my work.  The other half surprisingly is all the work with the local ryokan association and the civic improvement work with the town and even the prefectural level.

 

Covid has fundamentally changed our operation.  Up until now, we’d been focused on trying to max out our room occupancy.  Now we’re trying to provide a higher level of service to a fewer number of guests.  For example, after I get this latest outdoor bath finished, the next project will be to add a private outdoor bath to one of the guest rooms.

亀清旅館の新型コロナウイルス対応 Kamesei Ryokan's Corona Virus Measures

October 2, 2020: その他 Miscellaneous

亀清旅館の新型コロナウイルス対応が下記のようにさせております。

  • チェックインに際しては、直接の対面を避ける為にクリアパネルを設置しております。感染予防策を講じた上で旅行者全員に検温と本人確認を実施しております。
  • 旅行者に検温等の体調チェックを実施し、発熱がある場合や風邪症状がみられる場合には、週末も含め保健所の指示を仰ぎ、適切な対応をとっております。
  • 浴場や飲食施設等の共用施設の利用について、人数制限を設け、3密対策を徹底しております。大浴場の脱衣所にかごを減らして人数制限しております。なお、客室は10部屋で制限しております。密にならならい為です。そして、2階の部屋に関してはお客さまとお客様の間で最低1日を空けて、完全に喚起しております。海外の宿泊施設ではこれが主流で、外国人のお客さまが安心できるためです。(そのご要望の方は予約の際に申し付けてください。)
  • ビュッフェ方式は元々ございません。食事会場での食事提供の場合、座席の間隔を離すなど、食事の際の3密対策を徹底しております。
  • 客室、などの共用スペース等の消毒・換気を徹底しております。エレベーターはございません。
  • 「参加条件」を徹底・実施している旨をこのブログにてホームページやフロントでの掲示等で対外的に公表しております。
  • 宿泊施設でのチェックインの際等に、旅行者が順守すべき事項を周知徹底しております。また、若者の団体旅行、重症化しやすい高齢者の団体旅行、大人数の宴会を伴う旅行は一般的にリスクが高いと考えられるため控えるようにお勧めしております。ただし、それだけをもって一律に支援の対象外とするものではなく、実施する場合には、修学旅行・教育旅行などのように、着実な感染防止対策が講じられることを前提に、適切に旅行が実施されるべきことを周知徹底しております。
  • 【従業員の対策】従業員の出勤時の検温、日々の体調管理しております。お客様の前で必ずマスク着用しております。

夏休みに亀清で滞在♪ 周辺観光の人気トップ10; Long Stay Vacation in Nagano: Top 10 Nearby Day Trips

July 13, 2020: 亀清旅館 Kamesei Ryokan, 季節 Seasons, 長野に来る理由 Reasons to Come to Nagano, 信州の山 Nagano’s Mountains, その他 Miscellaneous

この夏は長野で長期滞在の休みは如何でしょうか? 亀清旅館をベースにして、長野を探検しましょう! 亀清旅館のお客さんに調査した結果: 周辺のトップ10人気観光スポットを発表します。

1.善光寺

なんせ、戸倉上山田温泉は善光寺の精進落としの湯ですよ。本堂に設置してある秘仏が一光三尊阿弥陀如来様で、552年に朝鮮半島から日本に渡ってきた。日本で最も古い仏像である。七年に一度にご開帳で披露されますが、普段は本堂の下を潜る「戒壇巡り」で秘仏の下にある「カギ」を触る事が出来る。触る事によって、自分の願いがその秘仏に通じます。そして、その真っ暗の廊下からまた外に出る時に瞬間に「復活」の気持ちが感動的。

善光寺でお参りする際、仲見世通りでお土産を買ったり、信州そばを食べたりするのも決まり。

亀清旅館からのアクセス: 車で27㎞、約50分。国道18号線を下って、長野の市街に入れば看板が出ます。電車で戸倉駅⇔長野駅は25分、それからバスで約5分。

亀清アドバイス:お車の方は亀清で駐車しといて、戸倉駅から電車で行って、長野駅から善光寺まで歩く事。善光寺周辺の駐車場が混むし、大体はお寺に裏にあります。駅から歩けば、仲見世通りのお店を楽しめる。その賑やかな道の両脇の通りに宿坊が並んでいて、又奥深くて静かな佇まい。駅から善光寺までは2㎞、普通に歩けば約30分。

2.軽井沢

長野県の代表的な高原リゾート、軽井沢は自然で恵まれて、美術館やブティック店と飲食店のメッカ、可愛いチャペル、そして…アウトレット! 豪華な万平や三笠ホテルそして別荘地でリッチな気分になります。

亀清旅館からのアクセス:お車も電車も、早い方法とのんびりした方法あります。車の場合、上信越道の小諸IC経由で50㎞、約55分。高速道路を乗らずに浅間サンラインを走れば、10分ぐらい余計にかかるけど、畑や山の景色がその分の価値があり。電車は上田・軽井沢間で北陸新幹線を使えば45分で行ける。戸倉からしなの鉄道にゆっくり乗れば、軽井沢まで約1時間45分(料金は3分の1ぐらい)。

亀清からのアドバイス:お車なら週末や連休、夏休みに軽井沢はよく渋滞になるので、避けた方が良い。買い物はアウトレットが主流ですが、旧軽井沢に軽井沢彫りなど、ユニークな専門店が沢山あるし、ハルニレテラスは信州の自然を活かしたおしゃれな場所でお勧め。

3.戸隠

戸を隠す…という神話から始まって、戸隠は神秘的なパワースポット。特に戸隠奥社の参道を並ぶ杉木で自然の力を感じれる場所。戸隠そばも有名で、その高原の綺麗な水を使ってその綺麗な空気で作ったお蕎麦はやはり一味違う。それで、戸隠はもう一つな秘密がある:戸隠れ流の忍者。うちのお客さんの何組かは戸隠のちびっ子忍者村がUSJより楽しいと感動した。

亀清旅館からのアクセス: お車は2ルートがあります。従来なのは善光寺まで出て、登っていくの45分+45分、合計90分。しかし、更埴ICから上信越道に乗って信濃町ICで降りて、裏から登れば亀清から奥社の駐車場まで60分で行ける。遠回りだし、高速代がかかるけど、早い。電車は戸倉から長野駅まで25分、Alpicoバスで戸隠まで約60分です。

亀清のアドバイス: 戸隠は四季にそれぞれの魅力がある。秋は一番人気(特に鏡池の紅葉風情が良い;10月の週末はマイカー規制がかかるのでご注意ください)。しかし、春は水芭蕉やバードウォッチング、夏は高原の涼しさや川遊び、そして冬はスノーシューのパラダイスです。良いコースを紹介しますので、ご相談してください。 忍者について、忍法センターは忍者村ほど大きくないけど、穴場的なので、お勧め。

4.松本

国宝のカラス城と呼ばれている松本城が昔から大人気で、最近は草間彌生の作品を展示している松本市美術館も注目を浴びている。縄手通りと中町で買い物も良し、旧開智学校こそ国宝に認定された。

亀清旅館からのアクセス:姨捨SAスマートICを使えば、松本・亀清の間は45分。電車の場合、姨捨駅と亀清の間の送迎は出来ますので、姨捨駅・松本駅は約45分。

亀清のアドバス: 私たちは松本の民芸文化が好きです。中町とその延長の日ノ出町で小さな楽しいお店が沢山ある(ちきりや工芸店が大好き!)。少し離れている松本民芸館で松本家具とか見れます。そして、5月末で行われるクラフトフェアは全国から集まる。

5.小布施

栗と北斎で有名な小布施町。日本やアジアのお客さんのほとんどは栗のモンブランを目指す。欧米のお客さんのほとんどは北斎館と岩松院へ。栗の小径もマスト。

亀清旅館からのアクセス:お車は長野道・小布施スマートIC経由で38㎞、約45分。電車は戸倉・小布施を長野駅経由で約80分。

亀清からのアドバイス:町の中心街に高井鴻山記念館が私たちの気に入りスポット。高井さんは北斎のパトロンでしたので、小布施町と北斎のルーツを探れる。 中心街から離れたら、岩松院の奥に浄光寺、別名「スラックラインでら」があります。まあ、とにかく、住職がお寺の歴史を守りながら、色んな発想で新しい取り組みも。隣の「茶房まめ家」のお豆腐レストランがお勧め。

6.日本の屋根: 上高地や美ヶ原、そしてロープウエーや夏リフト

長野は山の国である。北、中央、南の3つのアルプスに志賀高原や北信五岳、どこに行っても、山! 乗鞍エコラインのバス、駒ケ岳ロープウエー(千畳敷カール)、美ヶ原のビーナスラインや車山展望リフト、北志賀高原の竜王SORAテラス、斑尾・タングラムの野尻湖テラス、白馬のマウンテンハーバーなど、すべてが亀清旅館から簡単に日帰りできるし、私達が近年に自ら行ってますから様々のアドバイスが出来ます。割引券もございます。

アクセスとアドバイスは様々ありますので、お問い合わせをください。とにかく、日本の屋根から降りてきたら、亀清の温泉へどうぞ!

7.トレッキングや山登り

沢山のお客様が信州でトレッキングや登りなされる際、我が亀清旅館にお泊りになります。実は、私共もはまってますので、戸倉上山田温泉周辺の山の全てを登っているし、浅間山や志賀高原の有名な所から「金太郎の生まれた大姥山」の様な穴場的なところまで、沢山冒険してます。天気やアクティビティレベルに合わせて、様々のコース紹介が出来ます!雨の日のインドアロッククライミングなどもあります。

アクセスとアドバイスはそれこそ、色々ありますので、ご相談ください。

8.信州ワインバレー

最近、長野産のワインが話題になってきてます。素晴らしいワイナリー(景色、風情、ワイナリーレストランなど)沢山あります。私たちが特に好きなのは東御市の リュードヴァン、上田市のシャトー・メルシャン椀子ワイナリー、隣の坂城町のVino della Gatta、須坂の楠ワイナリー(このシャルドネは人生を変わる!)、飯縄のサンクゼール。

アクセスとアドバイスはまた好みを教えてくれたら、詳しく紹介できます。飲酒運転しない様に。

9.あんずの里、フルーツ狩り

日本一杏の里は近くの森地区です。4月上旬はその農村全体が薄いピンク色に染められる。見事です。一度、是非に見てください。桜と違って限られた場所ではなく森で杏の木は一目で10万本が見えると言われている。背景に雪をかぶっている北アルプスも見えるし、最高な景色です。

杏の実は6月末・7月上旬になります。杏はドライドやジャムが多いけど、この時期は生で食べられる。同じ時期にさくらんぼ狩りが出来、7~8月はネクタリンや川中島のもも、9月はぶどう、10~11月はりんご、冬と春の間はハウスのいちご。一年中フルーツ狩りが出来る。ぶどうとりんごは特に人気があって、果樹園は亀清旅館から2㎞でとっても便利。

アクセスとアドバイスはフルーツ狩りが天候によりますので、その都度に案内します。

10.姨捨「田毎の月」棚田 *日本遺産*

亀清旅館から車で10分に冠着山の中腹に姨捨の「田毎の月」で有名な棚田があり、日本原風景です。俳句家の松尾芭蕉や一茶がわざわざ見に来たし、浮世絵の広重はお月さんが田んぼごとに反射している絵を作った。月の都との事で、日本遺産に認定されている。棚田と近辺の姨捨駅から善光寺平を見下ろすので、その夜景がまた格別。

アクセスとアドバイス:戸倉上山田温泉から姨捨夜景ツアーがございます。亀清旅館の主人も当番でガイドしてます。是非にご一緒に!

 

亀清旅館の宿泊営業 5月16日から一部開始、6月1日からフル開始 Kamesei Ryokan: Partial Re-Opening from 16-May, Full Re-Opening from 01-June

May 17, 2020: その他 Miscellaneous

長野県知事の指示に従って、亀清旅館の宿泊営業は下記のようになります。

5月16日~5月31日 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県以外の方々以外はウエルカム♪

6月1日~ 皆様ウエルカム♪

当面の間、亀清旅館のコロナ対策は下記の様です。

※掃除と消毒の強化

※スタッフは出勤時に体温測定

※スタッフは接客時にマスク着

※客室は半分稼働で、利用と利用の間は一日を空けて空気を完全に入れ替え

※食事はなるべく部屋食又は個室会場

※貸切露天風呂を無料で提供

ご安心でお泊りになって頂けますので、是非に癒しにお越しください。

Kamesei Ryokan is following the instructions of Nagano Prefecture's governor and will be open for business as follows:

May 16-31: Guests except from Tokyo, Chiba, Kanagawa and Saitama are welcome

June 01~ All guests welcome.

Until the corona pandemic subsides, we will be taking the following special precautions:

*Extra cleaning and disinfecting.

*Staff will check their body temperature before work.

*Staff will wear masks when with customers.

*We will operate at 50% occupancy, allowing a minimum of 1 day between use of each guest room to let the room completely air out.

*We will serve meals to guests in their rooms or in private dining rooms as much as possible.

*We will provide our family outdoor bath for private use for free.

With these measures, we hope to provide a relaxed and safe stay for our guests.

なお、我がChef体系の創作料理弁当をテークアウトとデリバリーの提供を好評で続いております。1620です(税込み)。ご予約は前日までにお願い致します。電話(026)275-1032 メール omotenashi@kamesei.jp (配達は千曲市・坂城町、500円。)

Meanwhile, we are also offering our chef's kaiseki-style meal in bento form for take-out and delivery.  Price is 1620 yen per person, and we request orders to be placed by the day before, tel# 026-275-1032, e-mail omotenashi@kamesei.jp.  (Delivery is available within Chikuma City and Sakaki Town for 500 yen.)

亀清旅館の5月営業について Kamesei Ryokan's Operating Schedule for May

May 7, 2020: その他 Miscellaneous

コロナウイルスの営業対策のお知らせです。(Operating Schedule Changes due to Corona Virus -- English to follow.)

亀清旅館は~5月6日まで県知事の指示で休業しました。

その後、5月15日まで延長要請となったので、従って15日まで新規の宿泊予約は受け取り致しません。

5月16日から31日までは県外からのお客さんを控えるようにとなってます。

亀清旅館として密にならないようにその期間中に客室の半分で営業する予定です。

現在は上記の予定でおりますが、県の状況や指示が日々変わるので

変更があったらまたお知らせいたします。

当面の間は我がChef武井の創作弁当を提供しております。1620円でテークアウトまたはデリバリー(千曲市・坂城町)で、前日までのご予約をお願い致します。☏026-275-1032  ✉omotenashi@kamesei.jp

皆様、お互いに気を付けて、コロナに負けないように頑張りましょう。

引き続きよろしくお願いいたします。

亀清旅館 タイラー

As per the instructions of Nagano Prefecture's governor, Kamesei Ryokan was closed until 06-May.  The governor has requested an extension of closure until 15-May, so we will not accept new reservations during that time.

From 16-May to 31-May, the governor is requesting us ryokans to refrain from accepting guests from out-of-prefecture.  For that time, we will operate with only 50% of our guest rooms to avoid crowded conditions.

The prefecture's policy seems to change by the day.  We will notify any further changes accordingly.

Meanwhile, we are offering our chef's cuisine in bento form for take-out and delivery (Chikuma City, Sakaki Town) for 1620 yen.  Please order 1 day in advance by telephone (026-275-1032) or e-mail (omotemashi@kamesei.jp).

We hope everyone stays safe so we can survive corona together.

Tyler Lynch, Kamesei Ryokan

2020.04.24 休業のお知らせ Corona Closure Announcement

April 24, 2020: その他 Miscellaneous

〜休業のお知らせ〜
長野県知事のコロナ対策指示に従って、
亀清旅館は4月24日から5月6日まで休業致します。
お客様の笑顔を1日でも早く見えれ様にお祈りしております。
取り敢えず、亀清のChef武井の創作弁当をテークアウトとデリバリー(千曲市・坂城町)で提供しております。時には、弁当を通じて亀清のおもてなしをお届けしたいと思っております。
とにかく、コロナに負けるな!

Kamesei Ryokan will be closed from 24-April through 06-May by direction of the Nagano Prefecture governor.  During that time our chef's cuisine will be available as a bento box for take-out or delivery (Chikuma City, Sakaki Town).  We look forward to providing a relaxing stay after May 6th.

特別なお二人にサヨナラ Saying Sayonara to 2 Special People

April 5, 2020: その他 Miscellaneous

私の憧れのお二人は最近、亡くなりました。自分が旅館のオヤジになった中で、特にその二人にお世話になりましたので、少しその想いを書かせていただきます。

Two people I really look up to passed away recently.  Both have had a major impact on my life as an innkeeper.  Here is a bit of a memorial in their honor.

舞鶴の田島さん Tajima-san from Maizuru

Tajima-san 田島さん

戸倉上山田温泉のおそば屋の名店「舞鶴」のオーナーさん。私をかなりかわいがってくれました。お蕎麦の奥深い世界のさまざまの事を親切になおかつ笑顔で教えてくれました。食べに行くたびに、メニューのうんちくを説明してくれました。そして、戸倉上山田の英語版の飲食店ガイドを作った時に、それぞれのお店のメニューを英訳しました。お蕎麦は田島さんが一番手伝ってくれました。未だに覚えていますが、きつねそばとたぬきそばの由来で、きつねが油揚げが好きで、きつねそばは油揚げがトッピング。じゃ、たぬきそばは?天かすが沢山浮いているから「おっ、色々入っているかな?」と期待するけど食べてみたら「ネタが無い」、つまり、タ抜き=たぬき。狸は人間をよく騙すからこそ、良いネーミングです。

そんなディープなことを教えてくれた田島さんは先月に亡くなりました。

Tajima-san was the owner of one of Onsen Town Togura-Kamiyamada's legendary soba restaurants, "Maizuru".  Ever since I moved here, he really took me under his wing and graciously answered all my curious questions about soba noodles.  Every time I went to eat, he would teach me something new about the surprisingly complicated world of buckwheat noodles -- and always with a smile.  When I made a restaurant guide for the town, Tajima-san was the biggest help for translating the soba-related menu items into English.  I'll never forget what he told me about the origin of kitsune soba and tanuki soba.  'Kitsune' means 'fox' and refers to the abura-age fried tofu topping.  One explanation is that foxes like abura-age.  Another is the reddish brown color resembles fox fur.  So what about tanuki soba?  It means soba topped with fried tempura batter.  Do 'tanuki' (raccoon dogs) like tempura batter?  Tajima-san said the fried batter makes it look like lots of ingredients are in the soup.  But when you it, you realize you were tricked -- the ingredients ('neta' or just 'ta') were left out ('nuki'), hence 'tanuki'.  Raccoon dogs are known to be tricksters, so the name is especially fitting.

The kind Tajima-san that taught me so much about soba passed away last month.

 

C.W. Nicol (ニコルさん) (Old Nic)

C.W. Nicol at Arato-jo Castle 荒砥城に来たC.W.ニコルさん

環境を守る運動でぎゃぎゃうるさく言っていたニコルさんは私の大ヒーローです。英字新聞「ジャパンタイムズ」の連載コラムで知りました。読めば読むほど、会ってみたいと思い、縁(訳)があって、この戸倉上山田温泉に講演会で呼ぶことが出来ました。世の中で自分のヒーローを実際会う機会がなかなかないけど、一つの夢を叶いました。上田駅までを迎えに行って、雑談していた時に「ニコルさんはアフリカでどこかの国立公園の設立の手伝いもなされましたね」と言ったら、「違うんだよ。俺がエチオピアの国立公園を設立した」と怒られました。さすがヒーロー。戸倉上山田温泉の川(千曲川河川敷)と山(城山、天狗山)を案内しまして、次の日は講演会。その時に、千曲川の河川敷にコンクリートテトラポットを置く作業が行われていた。ニコルさんの講演の中で、ロンドンのテムズ川やバンクーバーのフレーザー川のコンクリートを取り壊して、自然に再生運動の説明もあった。残念ながらあれから千曲川のテトラポットは増えてきた。(泣き) (今もまたテトラポット工事が行われている。)

もう一つなエピソードがある。ニコルさんと私が長野県の阿部知事に受賞されました。その時に知事に会うと照れていたけど、ニコルさんだけが「おい、阿部ちゃん」とものすごく親しくて。さすがヒーロー!ニコルさんは鹿の皮で出来ているスーツを着ていて、もっと鹿肉などの利用をアピールしました。(嬉しかったのは、ニコルさんのその儀式についての記事の中で私の事もメンションしてくれました。)

そのニコルさんは昨日、がんで亡くなりました。79才でした。

Old Nic has been active in promoting efforts to protect the environment for over 6 decades.  I got to know about him through his column in the Japan Times.  I had always wanted to meet him, and finally got the opportunity when I was able to arrange for him to come and give a talk here at Onsen Town Togura-Kamiyamada.  It's not often one gets the chance to meet one's hero, so I was thrilled to be able to meet Nicol-san.  I went to pick him up at Ueda Station and while chit-chatting on the way back I asked about him helping to create a national park in Africa.  He gruffly replied that he didn't help -- he was the one to create the park in Ethiopia.  Oops!    Here in town, I took him down to the Chikuma River and up to the surrounding mountains.  At that time, work was being done to install concrete tetrapods along the river bank.  In his speech, Old Nic talked about how London with the River Thames and Vancouver with the Fraser River were removing concrete and taking the rivers back to their natural state.  Unfortunately, the talk didn't succeed in the sense that since then, the number of tetrapods has increased.  (More are being made again today.)

Another fond memory of Old Nic is when he and I were invited to an award ceremony by the governor of Nagano Prefecture.  Most of us were nervous to meet the governor, but Old Nic slapped Abe-san on the back and, wearing a deerskin suit, pressed the governor to make better use of the prefecture's deer resources.  (I was delighted Old Nic mentioned me in his column about the award ceremony.)

Old Nic passed away yesterday from cancer.  He was 79.

テトラポット(泣き!) Crying over the concrete tetrapods

どちらの顔が赤い? Who's face is redder?

ニコルさんの記事 Old Nic's article

コロナウィルスに負けるな! Corona Virus will not defeat us!

April 4, 2020: その他 Miscellaneous

コロナウイルスの影響で世界中は自粛モードになりました。

当館も予約のほとんどがキャンセルになりました。

泣くか笑うかの所です。まだまだ泣きたくないので、普段通り営業しております。コロナウィルス対策として食事はなるべく部屋出しもしくは個室で提供しております。なおかつ、貸切露天「しなの風呂」は終息するまで無料で提供いたします。
皆さん、お大事になさってください。
Due to the corona virus, everyone is practicing social distancing.  Of course, that means for ryokans like us practically all the reservations have canceled. 

We don't know whether to cry or to laugh.  For now, we're not ready to cry, so we are operating as normally as possible.  For our guests' well-being, until the virus subsides as much as possible we will be serving meals to the guests in their rooms instead of our banquet room to avoid large gatherings of people.  We will also be offering our private outdoor bath "Shinano-buro" for free.


We hope this new corona virus problem goes away soon. Until then, take care everyone.

お食事はなるべくお部屋で出す Serving guests' meals to their room

貸切露天「しなの風呂」の無料化 Family Bath offered for free

読売新聞のコラム、新記事: グレターツーリズム、長野流 Latest Yomiuri Column: Greta Tourism

February 8, 2020: その他 Miscellaneous

亀清旅館のオーナー、タイラーの読売新聞(長野版)のコラムは本日にまた掲載されます。今回のトピックはグレターツーリズムです。編集前の文章は下記です。プロの編集者に磨かれた版は今日の読売新聞にて!

The latest column by Kamesei Ryokan's owner, Tyler, in the Yomiuri Newspaper.  The topic:  Greta Tourism.

20090116195049

 

最近はグレタ・トゥーンベリの環境活動が話題になっているけど、私の旅館経営の経験から言えば長野県は進んでいる方だと感じる。温泉や物の再利用、二酸化炭素排出量の少ない旅スタイルで長野らしい自然の守り方が目立つ。

我が温泉宿で好評な行為が湯たんぽである。夜は寝る前でお風呂に入る時に温泉のお湯を入れる。地球温暖化のせいなのかこの冬は昼間が異常に温かいけれど、信州の冬はやはり寒いので、湯たんぽを布団の中に入れたら足元がぽかぽかになる。すごくアナログ的な事だが、地球にやさしいのでグレタさんはきっと喜ぶだろう。

上山田の温泉の成分が強いから難しいけど、温泉地によってお湯はお風呂以外にも役に立っている。熱交換で利用している宿もあるし、旅館業の中で有名なのは渋湯田中温泉の金具屋さん。温泉のお湯を館内に配管で通して、冬は宿の暖房になっている。

当館では暖房にロビーに薪ストーブがある。焚付に利用済みの割箸を、薪に周辺のりんご農家の剪定物をもらってきて、利用している。

りんご農家と旅館の間でもう一つの面白い「物の再利用」がある。以前に客室の畳を取り替えた時、古い畳を知り合いのりんご農場に持って行った。そうすると、リンゴの木の周りに置いた。しばらくの間は雑草を抑えるし、イグサは年数がたてば土になって、りんごの木の栄養になる。

信州は旅行のスタイルもグレタが納得できそう。特に、最近に発表されたジャパンアルプスサイクリングという事業で、3つのアルプスを周遊する800kmルートが注目。この戸倉上山田で2020年が「千曲サイクリングイヤー」だと(勝手に)宣言している。四季折々のライドを企画している。例えば2月はバレンタインデーの記念で、温泉から千曲川自転車道経由で隣の坂城町のチョコレート工場(直販売店)とワイナリー(見学とランチ)へ。

信州の温泉活用、物の再利用、自転車ツーリズムですでに環境を大事にしている。いずれにしても、長野県はグレタの大先輩のC.W.ニコルの活動が数年前からあったし、認識度が高い。有り難い。

テレビ放送のお知らせ 温泉+サイクリング+人間ドラマ? Kamesei Ryokan to be on TV: Onsen, Cycling, Drama?

January 14, 2020: その他 Miscellaneous

東京方面の皆様、年末に亀清旅館と我がずくだしエコツアー
のテレビ撮影がありました。
関東のみの放送だそうですが、
本日オンエアーだそうです。温泉とサイクリングとローカルフードの特集。そして、人間ドラマ?
東京方面の皆様、宜しければご覧になってみてください。そして、戸倉上山田に温泉とサイクリングを是非に!


Asahi TV kindly videotaped Kamesei Ryokan and our Zukudashi Eco Tours ride. It will apparently be shown on TV in the greater Tokyo area today. We hope it will bring more people to Togura Kamiyamada for onsen and cycling!

https://www.tv-asahi.co.jp/super-j/