お医者さん、日本滞在外国人、運動会役員: 世の中の勘違い

2010.10.07: 青い目のおもてなし This American’s Omotenashi

この間に聞いた会話:

「お仕事は何ですか?」

「医者です。」

「お医者さんですか?本当?ね、私の膝が痛いですけどどうしたら良いですか?」

お医者さんはその意味でかわいそうです。お仕事が終わっても周りに「すでに医者さんだ」と見られちゃう。病院から帰っても、皆がすぐに医学的な悩み・質問をする。別な専門にしても、質問し放題。

お医者さんに対するこんな勘違いが多いよね。

そのつらさはある意味で分かります。私は16,17年前に長野で英会話の講師でお勤めしました。生徒の英語が上達したより、自分の日本語がスムーズになっちゃった。先生としての資格があまり…

あれからアメリカに帰って、11年間貿易関係で働いた。そして、5年前に戸倉上山田温泉に戻って、亀清旅館の若旦那として日々努力している現状です。お客さんにお部屋を案内したり、お茶を入れたり、布団引きしたり、夜景ツアーに連れて行ったり、お会計、送迎、宿の改造、イベント、町興し、もう、精一杯です。「英会話」から完全に離れています。

それにしても、私の顔を見て、「あっ、英語を教えてもらおうかな?」と言う人が時々います。

(中には、「テレビで見たよ!」そして、少しお話したら、「日本語が上手!」 テレビを見て頂いたのであれば、これなり喋れるって分かるはずなのに…)

まず言いたいのは、外国語を習うのはそんなに簡単な物じゃない!私だって、日本語をここまで喋れるようになるのは、何年間かけてかなり苦労してきた訳です。人の近く行けば、風邪がうつるかもしれないけど、英語能力はうつらないよ!

なおかつ、私が英会話を教えっちゃえば、誰が布団引きをする?まあ、言い方は変かもしれないけど、つまり、日本にいる英語圏の全員が英会話先生に限られていない事、皆さんが認識した方が良いと思います。

最後にもう一つな勘違い:

先日の市民運動家が終わってから、「何で役員達が美味しい所に自分達の親戚ばかりやらせたか」と言うクレームが耳に入りました。この間にも書きましたが、運動会の準備の為に我々役員が仕事や家族を犠牲にして、忙しい時に会議や準備に行ったり、参加者をそろうのに「仕事があるからダメ。怪我しているからアカン。妊娠しているからアウト。その日はいない。等など。」皆のやる気のない中で、仕方がなくて親戚を引っ張って、無理矢理に参加さした訳。「参加したい!」と言ってくれたのは小学校4年生の女子一人だけ。唯一手を上げてくれた人。
他の人を態々無視して、自分の親戚に参加させるアホはいる?!?!

まあ、世の中で沢山の勘違い・差別がある。私もきっとあるでしょう。お互いに気を付けましょう!

A conversation that I overhead recently:

"What is your work?"

"I'm a doctor."

"Oh, a doctor? By the way, my knee hurts. What should I do?"

I feel sorry for doctors. They have to be a doctor even in their off-time.

In some ways, I can empathize. It's been 16, 17 years since I've taught English Conversation in Japan. Even then, my Japanese language ability improved more than my students' English did, so I wasn't much of a teacher.

Now, even though my full time job is as an innkeeper, every once in a while someone will look at me and say, "I should have you teach me English."

Hey, not every foreigner in Japan is an English teacher. If I started teaching everyone and her brother English conversation, who would do the futon-flipping around here?

Besides, a foreign language isn't something you can just casually learn by being around someone. You may be able to catch a cold from someone, but you can't 'catch' a foreign language. I know from my experience in learning Japanese, it takes years of dedicated effort.

While I'm on this topic of pet peeves, after last weekend's town Sports Tournament day, I heard through the grape vine that certain people were upset that so many positions were taken by family members of myself and my co-organizer. Hey, where were those people when we were frantically trying to drum up participants?! We ended up having to beg our relatives to fill in spots. What kind of idiot would overlook other people just to appoint their family members? Only an idiot would think someone would do that!

Anyways, I guess we all have a tendency to prejudge other people. I hope we can all be more careful.




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