由布院は敵わない所がありながら、長野(特に軽井沢)と変わらない部分も多い様に感じました。私が期待し過ぎていたせいか、ふたを開けたらちょっとがっかりしました。
由布院の賑やかなショッピング街で最初に入ってみたお店は手ぬぐい屋さんだった。(ご存知の方が多いけど、私は手ぬぐいフェティッシュで、数十枚を持っています。) 由布院らしい手拭いを買いたいと思ったら・・・無いと言われた。見れば見るほど、トリックアート美術館とかクラシックアメ車展示館など、軽井沢や那須と同じような店の並び。
電線や電柱は由布院ぐらいが地下にしていると思ったら、戸倉上山田と同じぐらいに多い。
看板は場所によって自然な格好していたが、思い切り派ではのもあった。
街並はもっと整備されて、もっと統一されていると期待していました。
そして、夜は地元の旅館組合の方々と交流した時に、それまで聞いていた「由布院の成功している秘密」の伝説は色々と聞いてみました。
例えば、それぞれの宿の料理長たちがお互いの調理場で集まって、情報交換をしている事とか、
周りの畑がさら地にならない様に地元の農家から優先的に仕入している事、
の様な事は業界の中では伝説となっていました。
しかし、地元の組合員とお話ししたら、
料理長の情報交換はほんの一部の宿だけ。大体オーナーシェフの小さい所のみ。
食材は地元じゃ採れ切れない。もちろん、地産地消はしているけど、やれ切れないので外からも取る。
伝説と現実が違って、吃驚しました。
敵わない所と変わらないところ、良い勉強になりました。