我々旅館は通常、お客様に手ぬぐいを上げます。亀清の手ぬぐい業者の社長は昨日、顔を出してくれました。主の手ぬぐい生産は中国ですって。そして、9月の海上保安庁と中国の漁業船の事故のせいで、日中関係が荒くなってきたせいで、手ぬぐい輸入にも影響があると。従って、一枚42円から49円に値上げだと。
レアーアースの輸入に影響があるって聞いたが、手ぬぐいも?
旅館の経営者は色んな悩みがある。設備投資や、お客様の満足度、エコ化、スタッフの育ち方、お料理のメニュー等など。経済や円高、高齢化などのマクロの影響ももちろんある。
今度は、尖閣沖の船の事故?他の問題はある程度計画を立てて、対応はできますが、こういう政治関係の問題はな…
話は変わりますが、亀清の後継で来る前まではシアトルで貿易会社で勤めていました。主には農産物をアメリカから日本へ輸出していました。特に、ワシントン州産の玉ねぎ。その時にの一番の敵が中国からの安い玉ねぎだった。最初はアメリカの生産者が中国の玉ねぎを馬鹿にしていた。「肥料は農家のウンチじゃないか」と。でも、最近は中国の生産技術が段々と上がって、アメリカといい勝負になっていた。長野に引っ越ししてきてから、皆が「国産!」と騒いでいる。先日はスーパーでこの千曲市産の玉ねぎを買って来てみた。包丁で半分に切ったら、中が腐っていた。
国産だからすべて良しに限られていない。中国も、アメリカも、良い所と悪い所がある。皆がその良い所同士を行かせてほしいな。そうすると手ぬぐいの値上げの解決のもなる様な気がする…