ここはどこ?私は誰? Where am I? Who am I?

2009.07.13: 亀清旅館 Kamesei Ryokan

亀清旅館の中で飾ってあるアートの中で私の一番すきなのはこれです。

いま
ここにしかいないわたし
のいのち
あなたの
いのち

旅館の意味はまさにこれ。日々のストレスから離れて、日常的な世界を忘れて、自分(又は自分とのパートナー)の存在を改めて認識する為。

宿側の仕事はそれが出来る場面を提供する事です。静かなお部屋でくつろげるように、自然な資材で落ち着けるように、温泉で体を休ませるように、ヘルシーな食事で元気になるように。これは温泉旅館の仕事です。

地に真に、温泉旅館に泊まる効果は科学的な理由もあります。いつもと違う感興の所に行く事によって気分転換になるので体も正式的にもリフレッシになる。

そこで、その文の中でもう1つなヒントがある:「ここ」。また、「ここしかない」。

亀清旅館はいったいどこでしょうか?その答えが出てくることによって、「ここ」が見えてくる。お客さんがその「ここ」を目指してくる。自分の慣れている環境から離れて、温泉宿の「ここ」を目指してくる。亀清旅館の独特な個性的な「ここ」を目指してくる。その要望に答えれなければならない。

最近にこのブログで書いていますが、私の今年の目標は3つの部屋の簡単な改造です。「松風」と「末広」と「千歳」を「紬」と「紅玉」と「杏」にする計画です。

「紬」から始まっています。回りの人達に話したら、「子供のころはうちの2階でお蚕さんを育っていた。桑を食べる時の音は忘れられない」と言う可愛い思い出もありながら、他の人が「お蚕さんのにおいが強烈だった」と言う可愛くない思いでもあり。(いずれかは「蚕」ではなくて、「お蚕さん」ですね。)とか蔵の多い周辺の町(稲荷山、力石など)に行くと、聞けばやはりシルク関係が多い。

と言うことで、「ここはどこ?」の答えの1つは「紬」だと分かりました。

そして、先週は親戚に誘われて、その親戚の土地で杏狩りしました。採った杏を亀清のフロントに置いたら、県外からのお客さんが「あっ、本物の杏は初めて」だと。ここに住めば杏は当たり前(親戚の木が採れるぐらい)だけど、そうじゃない方はジャムなどの加工した物しか知らない。尚且つ、4月の頭に全国から森「杏の里」に杏の花を見にいらっしゃる。

やはり、「ここはどこ」のもう1つな答えは「杏」。

この感覚で、亀清旅館の部屋の改造をやっていきます。お客様の目指している「ここにしかない」に答えれるように。

Of all the artwork on display in Kamesei, this is my favorite. It says, roughly translated,

Now,
The me
Only here
My spirit,
Your spirit

This is the essence of the Japanese Ryokan. Guests come to forget their daily lives, to get away from their normal stress, and come "here" to get in touch with their spirit (and/or with that of their partner).

That's the job of us innkeepers: to provide the "here" -- the room made from natural materials for the guests to relax in, the hot spring mineral baths to relax the body, the healthy meals to nourish the body.

Within the saying is another hint: "only here". Guests desire an environment different from where they spend their daily lives. It's actually scientifically proven that the human body and mind need a change of scenery to become refreshed every once in a while.

So, where exactly is Kamesei? Depending on how well we answer that question, we will be able to provide our guests with the "only here" that they are after.

As previously mentioned, this year my goal here at Kamesei is to remake 3 of our rooms, into "Tsumugi" (silk weaving), "Anzu" (apricots) and "Kogyoku" (a heirloom variety of tart apples).

This is part of my effort to answer the question "Where am I," which generally leads to the next question, "Who am I?"

信州戸倉上山田温泉の亀清旅館のHPはこちらClick here for the website of Kamesei Ryokan in Nagano.






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