松本大学ホスピタリティー学科の佐藤先生は戸倉上山田温泉の旅館経営者向けでクールジャパンとのテーマの講演してくれました。先生はYokosoジャパン大使にもなっていて、NHKの「クールジャパン」番組に出演なされているし、以前はJNTOで働いていました。その経験を活かして、戸倉上山田温泉はどうやって海外からの旅行者に売り込むか、アドバイスしてくれました。
今回は日本経済産業省の「クールジャパンの芽」事業で、先頭に立っているのは私です。その関係で、会場はこの亀清旅館でした。
講演のサマリーは下記です:
参加者は11名(千曲市観光課3人、旅館組合7人、杏農家1人)
その少ない人数を見た講師の佐藤先生はJNTOの長年の経験で、海外で日本のPRを一生懸命したけど、当時は「何で日本に行かなければいけない?」という無関心と戦いしたころを思い出した。少ない分、内容の濃い話が出来たし、戸倉上山田温泉がインバウンドの本格的な受入れとして大きな一歩だったと思いました。
海外の旅行会社と苦労した経験から分かったのは、日本がディスティネーションとしてまだまだマイナーだとの事。尚且つ、WWIIの思いが残っている。ドイツとイタリア以外な国と日本が敵だった。特に、12月7日は敏感な日。
しかし、日本への「思い」は真珠湾攻撃で終わってしまう事はない。掘り起こせば、日本に対する興味や好奇心がある。それを活かせば、日本への旅行が生まれる。
これからは日本全国が東京オリンピックへ向かって、インバウンドの準備を
→http://www.keidanren.or.jp/policy/2013/092.html
PRする時に避けなければならない事:
*ばらばらの大きさのパンフ (4"x9"は通常の棚におけるサイズで、郵送するのに通常の封筒になり、郵送料が比較的に安い)
*長過ぎてドライ動画 (30-40分ではなく、3-4分)
飛騨高山の事例 ≪ビジョン≫
30~40年前は日本への観光が「京都・箱根・日光」中心でした。「裏日本」も紹介したいとの事で、飛騨高山と協力をした。
1986年にインバウンド宣言した。当時の箕谷さんが先頭に立って、この頃は飛騨グリーンプラザの社長に切り替わった。
米国デンバー市と姉妹都市に。
駅前にフルサービスの案内所に多言語パンフ・HP(現在は11ヵ語 www.hida.jp)
宿のスタッフに外国語を話せるスタッフ、病院・ボランティアーガイドのネットワーク
長期ビジョンに中期・小期の目標。住民の理解を。
箱根ゲストハウスの事例 ≪ふれあい≫
宿主の高橋さんは地元の小学校と交流を提供する。
日本人の「生活」を見せる。銀行、事務所、旅館のバックヤード。
京都の錦市場、高野山の座禅
戸倉上山田は姨捨の棚田?
おもてなし: 客の立場
*お料理は「うちのメニューを食べてもらう」のではなく、宗教やアレルギー、ベジタリアン等の対応を。それぞれの宿はそれぞれの専門に。選択性に
*町中のWiFi
*インターネットのアクセスが出来るPCをロビーに置く
*ネットワークを作る(警察、病院)
*キャッシング化
*宿のスタッフの顔をHPやパンフに出す。
*市の観光協会にて宿を紹介するサイト
*長野オリンピックの時にNTTは多言語通訳の3-Way通話
質問:
Oさん カード利用の手数料が高い
先生 旅行会社より安いし、信用性が高める。
Tさん 旅行者の予約はメール?予約サイト?
先生 把握する為にアンケートで実施すべき
「ふれあい」: 皆からの提案
T 上山田神楽保存会の練習をオープンに
Oさん 小学校・市民運動会
Hさん 冠着太鼓のふれあい太鼓
Kさん 農業見学
Iさん 高齢者との交流 三味線イン・ザ・パーク
Kさん JAの工場や越路の蕎麦工場の見学
Tさん 住民の理解につなげたい