先日、私は長野市の観光協会のインバウンドパネルディス化ションに参加しました。長野県の海外旅行者の数字を見ると、非常に面白う現象が出ていました。
まずは背景として日本全国。
2008年まで訪日外国人観光者数が年々に伸びていました。しかし、Lehmanショックや円高の影響で2009年は19%減りました(835万人から679万人へ)。今年はある程度復活し、2008年レベルまで行けるそうです。
訪日外国人旅行者数 (JNTOから)
国 (2008) 2009 前年比 (2010年8月迄・前年比)
1. 韓国 (238万人)159万人 -33% (165万人 +59%)
2. 台湾 (139万人)102万人 -26% (88万人 +30%)
3. 中国 (100万人)101万人 +.6% (104万人 +59%)
4. 米国 (77万人) 70万人 -9% (49万人 +5%)
5. 香港 (55万人) 45万人 -18% (37万人 +27%)
6. 豪州 (24万人) 21万人 -13% (15万人 +11%)
長野県の数字は割と独特です:
泊者数 (08年) 09年 対前年比
1.(1) 台湾 (11.5万人) 6.6万人 -42%
2.(3) 豪州 (3.2万人) 3.3万人 +3%
3.(4) 香港 (2.3万人) 2.3万人 -0.5%
4.(5) 米国 (2.1万人) 1.7万人 -18%
5.(2) 韓国 (3.3万人)1.5万人 -53%
6.(6) 中国 (1.8万人) 1.4万人 -23%
日本全体と長野県の数字を比べたら、目立つのは:
*台湾人の減り率は県(42%)が国(33%)より厳しい。
*豪州からは国が2桁%減ったのに、県は増えた。これはスキー客のおかげだと思われます。
*韓国からも大幅に減った。これはワン・円為替の急な変更及び距離の事で、どうしょうもないじゃないかと。
*中国人と米国人の数字も県が国より減った事。この原因は追究する必要があるだろう。亀清旅館の米国人の人数が安定しているが…
この中で、台湾人の数字が最も重要になってくると思う。県の順位一が42%も減ってしまえば、尚且つ国全体の減り率の約2倍、これは大きいです。話によると、台湾人の主の動きは黒部ダム・アルペンルートを通して、大町や長野市で一泊して、また次のところへ行ってしまう事だそうです。
私が思いますが、アルペンルートは一回見れば十分;つまり、リピーターにつながりにくい。日本人の観光客こそ、大幅に減っているそうです。アルペンルートは観光地の魅力を磨く努力をしない限りで、客(日本人も外国人も)が減るに違いない。私が行った見た時にそれを感じました。
今シーズンの終わりに黒部ダムでLaserの光ショーが行われたそうです。それを聞いたら、「あっ、面白そう。また行きたくなる」と思いました。そういう努力は必要!黒部ダムに限らずに、どこの観光地もそうすれば、この数字がよくなる!