読売新聞(長野県版)の次のコラムが11月2日です。編集される前の文章は下記です。プロに磨かれた文章は2日の新聞に是非にどうぞ。
My next column for the Nagano edition of the Yomiuri Shimbun newspaper will be out on 02-November. The gist of the message is that tourism is evolving from just trying to increase the number of tourists and getting them to spend more money, to a form that brings more overall benefit to the local community through meaningful interaction. One example I give is timely with its rugby connection (the Japan Rugby World Cup final will take place on the 2nd). I explain one of our recent Zukudashi Eco Tours cycling tours. We had two participants from New Zealand and when we passed an apple orchard, the farmer called out, "Tyler-san!" I often take guests INTO her fields and experience helping with her farm work. One of the New Zealanders was Maori, and he did a haka dance for the farmer. I bet that was the first time in history for a real-life Maori to do a real-life haka dance in a Nagano apple orchard. The guest enjoyed sharing his culture, and the farmer appreciated it as well.
観光業界はとにかくお客さんを一人でも増やし、一円でも多く落としてもらう事が基本です。しかし、最近はその常識が変わってきました。訪ねる人数だけではなく、地元の皆さんにメリットがあるかどうかが重要です。例えば、外から来る方との交流で自分達に新しい発見やモノの見方が得られるとか。
一つな温かい事例があります。なおかつ今、開催されているラグビーワールドカップの関連もあります。
私はこの戸倉上山田温泉で「ずくだしエコツアー」と言う事業を起こしました。レンタサイクルそしてガイド付きサイクリングと街歩きツアーを提供してます。サイクリングツアーで一番大事なのは自転車から降りる事です。田んぼやリンゴ畑などの周りを走って、農家さんが作業をしていたら自転車を止めて、降りて、「手伝わせてください」と実際に畑に入いります。はぜ掛けなどのコツを教えて頂きながら、皆で体験します。お客さんはお米の育ち方を習って、永遠に忘れられない思い出になります。なおかつ、農家さんは作業が少しでも軽くなるうえ、彼らの努力が分かち合ってもらえるので嬉しいです。
先日はこういうエピソードがありました。ニュージーランドからのお二人をサイクリングツアーでガイドした時に自転車でりんご畑を通ったら「タイラーさん!」と畑の中から声をかけられました。良く田んぼの仕事などでお客さんと交流するおばさんとおじさんでした。私たちは自転車を置いて、どういう仕事なされているか見せて頂きました。そして、私が一人のお客さんの顔と体系を良く見て、気付きました。「もしかしたら、マオリ族ですか?」と聞いてみました。「そうです」と。「ハカは踊れますか?」「踊れるさ!」「じゃ、この農家さんに見せてくれますか?」
恐らく歴史上初めて、本物のマオリ族が本物のハカを長野のりんご畑で踊りました。
りんご農家のお二人が大喜びでした。
これからはもっとこういう交流のある観光を目指したいと思っています。