戸倉上山田温泉から車で10分で千曲市姨捨地区は「名月の里」とも呼ばれている。姨捨の段々畑の棚田はちょうど位置的にお月様が上がる時に田んぼ毎に映る「田毎の月」であるから。
松尾芭蕉のころは秋月に合わせて田んぼを早く収穫して、水を払いなおしたと言われる。芭蕉がわざわざその秋の満月が棚田で映っている風情を見に来て、一句を書いた:
面影や
姥一人なく
月の友
現在は秋に田んぼに水を入れ直すような贅沢な事は出来ない為、「田毎の月」を見たい場合には田植えの時期に来る必要がある。
今は姨捨の棚田で水はりの準備が行われている。田植えは5月ごろ。従って、201...
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